履くだけで予防する
足指が広がれば、人間本来の機能を取り戻し正しい姿勢と呼吸を手に入れることができます。
外反母趾と内反小趾
足の筋力低下で起こる親指や小指の変形を、効率よく足裏の筋肉を使える状態にすることで予防していきます。Yoshiro Socks着用時と未着用時で外反母趾角と内反小趾角の角度計測を行い、中足骨・末節骨の変形角を比較。その結果、着用時は外反母趾角が平均6.8°・内反小趾角は平均19.8°改善し、未着用時に比べて足指を広げる活動が生じていることが確認できました。このことははだしの状態よりも理想的な足指に近い状態であることを反映していると解釈できます。
浮き指
日本人の9割が浮き指。足指でしっかりと地面をつかむことができる構造なので、無意識にふんばる力がアップします。Yoshiro Socks着用時と未着用時で足底圧測定器で測定を行い、足指の浮き指率を比較。その結果、着用時は足指の接地率は平均8.1本まで改善し、未着用時に比べて平均2.5本の接地率改善が生じていることが確認できました。このこともはだしの状態よりも理想的な足指に近く、足裏のバランスが良い状態であることを反映していると解釈できます。
理想的な姿勢に
足裏が安定して全身のバランスが整うことで、まっすぐに立つことができるので猫背や側弯などが予防できます。Yoshiro Socks着用時と未着用時で背筋力の測定を行い比較。その結果、着用時は背筋力は平均11.3kg増加し、未着用時に比べて背筋力の向上が生じていることが確認できました。背筋力と姿勢の相関関係は強く、猫背やストレートネックの改善に効果的で、75名を対象とした姿勢の変化では猫背や反り腰が41.3%改善し、ストレートネック角は14.2°改善(正常範囲は15°以内と言われており、15°を超えると口呼吸や顎関節症を引き起こしやすくなり、首コリや肩こりの原因にもなります)しました。
正しい鼻呼吸に
足裏が安定し姿勢が整うことでストレートネックが改善すると、鼻で呼吸をすることがラクになります。ストレートネックと口呼吸には深い相関関係があります。Yoshiro Socks着用時では口を閉じる力が26.9cN(平均33%)向上し、足指を広げることで姿勢や口呼吸が改善されることが証明されました。口呼吸は様々な疾患(糖尿病や膠原病)の原因として知られていますが、足指を広げることで予防効果があることが示唆されます。口呼吸率は36%から18%まで低下し、風邪やインフルエンザの予防にも効果があると言えます。足指を広げることは関節の痛みの予防だけでなく、内臓疾患の予防にも役立つ可能性があります。
関節の痛みを予防
足裏が安定すると全身の筋肉の緊張がやわらぎ、筋肉の緊張による関節の痛みを軽減することができます。Yoshiro Socksとひろのば体操を併用することで、わずか3週間でひざや腰の痛みの指数(VAS)は83%改善しています。さらには63%の方は3週間で痛みの指数(VAS)がゼロまで改善しています。足指が広がっていないと歩行時における筋肉の緊張が増加してしまい、健康のためのウォーキング効果があまり望めない状態に陥ってしまいます。足指が広がると正しい姿勢を保つことができるため、関節や筋肉に負担をかけることなくウォーキングが行えるということが結論づけられました。
転倒予防を予防
足指が広がると足元が安定し、つま先が上がりやすくなるため、転びにくくなったり足でしっかりと踏ん張ることができるようになります。国際医療福祉大学の森田正治教授との共同研究がNHKでも実証され、支持基底面が増加し重心動揺が減ったことにより足指を広げると転倒の危険性をかなり少なくすることが言えると実証されました。
NHK番組
足育
NHK「サキどり」「ガッテン」「美と若さの新常識」において、代表取締役 湯浅慶朗が原案・取材協力しました。